(139) Oenothera lindheimeri

Arabidopsis2017-07-06

岡大キャンパスにいる野草 28
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ハクチョウソウ/ガウラ
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"白蝶草"
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文化研究科棟前に咲き誇っていますが,
これから広がるのでしょうか.
白い花弁がアンバランスで蝶が舞っているような
妖艶なアカバナ科植物です.
この花はがく4枚,花弁4枚,雄しべ8本,雌しべは柱頭4分割です.
3X3マスの正方形の中央に雌しべ,周りに雄しべが並んで,
各辺の外側に花弁が接しているような配置です.
雄しべの輪が2つで,外輪に正方形4隅の4本,
内輪に4本という発生でしょうか.
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シロイヌナズナの雄しべが増えてスーパーマンと名付けられた
突然変異の原因遺伝子SUPERMAN (SUP)は,
花の中心でABCのB遺伝子の発現を制限して,
雄しべ,雌しべの境界を決めています。
つまり,Cが単独で働いて雌しべになるための鍵遺伝子です.
PNAS最新号に,SUPが分裂組織の活性(輪の数!?)を
抑えることにも関わることが報告されました.
雄しべが沢山できる植物では,
SUPの機能が弱くてB+C(雄しべ)の輪が増えるのでしょうか?
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